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欠落のひきだし

話し言葉で書いた、みじかーいエッセイです。できるだけみじかくしまくっているので、ぜひ読んでね。

高級と低級

僕は詩を高級なものだと思っていた。

自分が高級でありたいから、高級な詩を描けるようになりたいとおもっていた。

僕は何年経っても高級な詩をかけなかった。

それでも高級なものを書くことができた。

僕の価値観ではそれは矛盾だった。

 

詩は高級でない。言葉が高級でありうるだけである。

また詩的価値と言葉の価値とは一致しない。

(詩的価値は内的に決定されうる価値であるが、

 言葉の価値は外的に決定される他ない価値である。)

 

詩人は高級でない。人格が高級でありうるだけである。

ようっ、という挨拶は言葉の価値としては

どんな名詩より高級でありうることができる。

 

それは政治家がスーツを着て白い歯を輝かせているからといって、

新聞紙を敷いて寝転んでいるホームレスより高級でないのと同じである。